統計検定準1級 独学記事インデックス【連載の全体目次】

この記事の役割

統計検定準1級の独学記事を探しやすくするための目次です。記事が増えて「あの話はどの回だったか」が自分でも分からなくなってきたので、索引を1本立てました。記事が増えるたびにこのページを更新します

役割の違いを先に書いておきます。

記事役割
第1回なぜ再挑戦するか(動機と学習方針、ロードマップ)
この記事どこに何があるか(全体の目次・索引)
要点まとめノート章ごとに押さえることだけ(用語集に近い復習用)
各回の記事なぜそうなるのか(手を動かして確かめた本編)

最終更新:2026年9月3日(第34回で本編が完結し、公式ワークブックの全32章を網羅/番外編にMCMCの自作記録を追加・線形モデル編・確率過程編・多変量解析編が完結・要点まとめノート5本と番外編3本を掲載)

筆者は統計の専門家ではありません。試験対策として使う場合は必ず公式テキストで確認してください。

要点まとめノート

編ごとに、押さえるべきことだけを1ページに集めたノートを置いています。試験前の見返しはこちらから。並びは公開順です。

ノート
確率の土台編第1〜7章確率の土台 要点まとめノート
推測統計編第8〜13章推測統計 要点まとめノート
線形モデル編第16〜21章線形モデル 要点まとめノート
確率過程編第14〜15章確率過程 要点まとめノート
多変量解析編第22〜26章多変量解析 要点まとめノート
発展編第27〜32章発展編 要点まとめノート

番外編

本編の流れからは外れるものの、つまずいたので別途まとめた記事です。

記事内容
統計の記号がややこしいのは軸が2本あるからだったP(X)P(X)p(x)p(x)f(x)f(x)F(x)F(x)Po(λ)\mathrm{Po}(\lambda) の使い分け
期待値は「gを差し替えられる1つの型」だったE[g(X)]=g(x)f(x)dxE[g(X)] = \int g(x)f(x)dx の意味。平均・分散・積率母関数が同じ式である理由
密度が計算できてもサンプリングできないメトロポリス法を自作した記録。通常のモンテカルロ法・重点サンプリング・MCMCの使い分け

おすすめの読み方

  • これから学ぶ方 … 要点まとめノート → 気になった項目だけ本編へ
  • 復習したい方 … ノートの「つまずきやすいところ」の表だけを見る
  • ワークブックを持っている方 … 下の「章から引く」表で該当章の記事へ
  • 連載の趣旨から知りたい方第1回(学習内容ではなく、挫折の経緯と教材選びの回です)

使っている教材(3冊)

連載中の記事はすべて、次の3冊を前提に書いています。副読本を増やすつもりはありません(前回うまくいかなかった原因は教材の不足ではなく、読んだ内容が使いどころと結びついていなかったことだと考えているためです)。

書籍役割この連載での使い方
統計学実践ワークブック(公式テキスト)出題範囲の地図章立てをそのまま連載の順序に使っている
統計学入門(東京大学出版会・通称「赤本」)基礎の理解を支える教科書ワークブックが省略した導出を確認する
公式問題集過去問各クールの終わりに解いて理解度を確認する

3冊それぞれの注意点(ワークブック1冊では初学者はつまずくという話を含む)と購入リンクは、このページ下部の「各教材の位置づけと購入リンク」に置いてあります。選んだ経緯そのものは 第1回 に詳しく書きました。

回から引く

導入(第1回)

学習内容ではなく、連載そのものの前提を書いた回です。なぜ一度挫折したのか、使っている教材、全32章を困りごとベースに並べ替えた学習ロードマップが入っています。試験範囲の解説を読みたい方は、次の「確率の土台編」から入ってください。

内容記事
第1回連載の宣言・挫折した理由・教材・ロードマップ一度挫折した話

確率の土台編(第2〜9回・完結)

主題記事
第2回第1章条件付き確率・ベイズの定理精度99%の検査で陽性でも50%
第3回第3章分散・不偏分散・歪度・尖度2乗の平均−平均の2乗
第4回第4章変数変換・ヤコビアン・Jensenの不等式面積を1に保つための係数
第5回第5章離散型分布の使い分け分布は選ぶのではなく渡される
第6回第6章前半連続型分布足したか掛けたかで決まる
第7回第6章後半標本分布(χ²・t・F)σを知らないことへの罰金
第8回第7章大数の法則・中心極限定理世論調査はなぜ2000人か
第9回第2章積率母関数・再生性和を掛け算に変える形

公開順と章の順が一致していません。第2章(母関数)を最後に回したのは、母関数が単体では用途の分からない道具で、極限定理まで来てから読んだほうが早いと判断したためです。

推測統計編(第10〜15回・完結)

内容
第10回第8章統計的推定の基礎(最尤法・フィッシャー情報量)
第11回第9章区間推定(信頼区間の意味・ウェルチ・標本サイズ設計)
第12回第10章検定の基礎と検定法の導出(ネイマン・ピアソン/尤度比検定)
第13回第11章正規分布に関する検定(t検定の使い分けとウェルチ)
第14回第12章一般の分布に関する検定法(適合度検定と自由度 k−1−m)
第15回第13章ノンパラメトリック法(順位に直すと何が起きるのか)

ここから先は公開順と章の順がさらに入れ替わります。 章の並びどおりに読みたい場合は、下の「章から引く」表を使ってください。

線形モデル編(第16〜21回・完結)

内容
第16回第16章重回帰分析(「他の変数を固定したとき」の正体は残差)
第17回第17章回帰診断法(1点で傾きが半分になる仕組みとてこ比の正体)
第18回第18章質的回帰(「線形モデル」の線形はグラフの形ではなかった)
第19回第19章回帰分析その他(生存時間解析・打ち切り・正則化)
第20回第20章分散分析と実験計画法(ダミー変数の重回帰とF値が一致する)
第21回第21章標本調査法(層別とクラスター・ネイマン配分・設計効果)

確率過程編(第22〜23回・完結)

内容
第22回第14章マルコフ連鎖(状態の分類・定常分布と極限分布・吸収確率)
第23回第15章確率過程の基礎(ポアソン過程・ランダムウォークの再帰性・ブラウン運動・マルチンゲール)

多変量解析編(第24〜28回・完結)

内容
第24回第22章主成分分析(多次元正規分布・分散最大化と固有値問題・寄与率・マハラノビス距離・主成分回帰)
第25回第23章判別分析(フィッシャーの線形判別=F値の最大化・マハラノビス距離・ベイズ判別・2次判別・誤判別率の測り方・多群への拡張・サポートベクターマシンとの比較)
第26回第24章クラスター分析(連結法の対比・デンドログラム・k-means・標準化)
第27回第25章因子分析・グラフィカルモデル(主成分分析との違い・回転の不定性と回転角の決め方・偏相関と条件付き独立)
第28回第26章その他の多変量解析手法(多次元尺度構成法=主成分分析・正準相関分析の入れ子・数量化法の対応表・対応分析とカイ2乗)

発展編(第29〜34回・完結)

内容
第29回第27章時系列解析(定常性・見せかけの回帰・ACF/PACF・単位根検定)
第30回第28章分割表(適合度検定との違い・オッズ比とリスク比で結論が逆転する・シンプソンのパラドックス・マクネマー検定・調整済み残差)
第31回第29章不完全データの統計処理(MCAR・MAR・MNAR・平均代入の害・EMアルゴリズム・多重代入法とルービンの公式)
第32回第30章モデル選択(AICの2kの由来・BICと一貫性・交差検証とPRESS・ステップワイズ法の5つの罪・勝者の呪い・赤池ウェイト)
第33回第31章ベイズ法(信用区間・共役事前分布・MCMC・メトロポリス法とギブスサンプリング・階層ベイズと周辺化・ベイズファクター)
第34回第32章シミュレーション(乱数を作る技術と使う技術・逆関数法・棄却法・ボックス=ミュラー法・モンテカルロ法と次元・分散減少法・ブートストラップ法と並べ替え検定)

章から引く(公式ワークブック対応)

章タイトル対応する記事
第1章事象と確率第2回
第2章確率分布と母関数第9回
第3章分布の特性値第3回
第4章変数変換第4回
第5章離散型分布第5回
第6章連続型分布および標本分布第6回(前半)・第7回(後半)
第7章極限定理・漸近理論第8回
第8章統計的推定の基礎第10回
第9章区間推定第11回
第10章検定の基礎と検定法の導出第12回
第11章正規分布に関する検定第13回
第12章一般の分布に関する検定法第14回
第13章ノンパラメトリック法第15回
第14章マルコフ連鎖第22回
第15章確率過程の基礎第23回
第16章重回帰分析第16回
第17章回帰診断法第17回
第18章質的回帰第18回
第19章回帰分析その他第19回
第20章分散分析と実験計画法第20回
第21章標本調査法第21回
第22章主成分分析第24回
第23章判別分析第25回
第24章クラスター分析第26回
第25章因子分析・グラフィカルモデル第27回
第26章その他の多変量解析手法第28回
第27章時系列解析第29回
第28章分割表第30回
第29章不完全データの統計処理第31回
第30章モデル選択第32回
第31章ベイズ法第33回
第32章シミュレーション第34回

章番号は筆者の手元にある版(全32章)に基づいています。各章の未収録項目は要点まとめノート(確率の土台編推測統計編線形モデル編確率過程編多変量解析編)の末尾に一覧があります。

キーワードから引く

キーワード記事
連載の方針、挫折した理由、教材の選び方、学習ロードマップ第1回
条件付き確率、事前確率、事後確率、尤度、陽性的中率第2回
p値の誤解、A/Bテストの偽陽性第2回
分散の公式、n1n-1、自由度、歪度、尖度第3回
分散の加法性、V[Xˉ]=σ2/nV[\bar{X}] = \sigma^2/n第3回
ヤコビアン、E[g(X)]g(E[X])E[g(X)] \neq g(E[X])、Jensenの不等式第4回
二項分布、ポアソン分布、過分散、負の二項分布第5回
幾何分布、無記憶性、超幾何分布、非復元抽出第5回
確率密度、指数分布、ガンマ分布、対数正規分布第6回
ベータ分布、ベイズ流のA/Bテスト、P(A>B)P(A>B)第6回
t分布、χ²分布、F分布、ピボット量、期待度数5以上第7回
大数の法則、中心極限定理、標準誤差、n\sqrt{n}、1.96第8回
有限母集団修正、世論調査の誤差第8回
積率母関数、モーメント、再生性、一意性第9回
不偏性、一致性、MSE、モーメント法、ジャックナイフ第10回
最尤法、対数尤度、十分統計量、頑健推定第10回
フィッシャー情報量、クラメール・ラオの下限、効率、漸近正規性第10回
信頼区間、ピボット量、反転、被覆確率第11回
母平均・母分散・母比率の区間推定、平均の差、分散比第11回
プール分散、ウェルチのt、標本サイズ設計、効果量第11回
ウィルソン区間、Agresti–Coull、ブートストラップ第11回
帰無仮説、第一種・第二種の誤り、検出力、棄却域第12回
ネイマン・ピアソンの補題、最強力検定、単調尤度比第12回
尤度比検定、ウィルクスの定理、自由度=制約の本数第12回
ワルド検定、スコア検定、漸近同等、Hauck-Donner効果第12回
信頼区間と検定の双対性、ウィルソン区間、プロファイル尤度第12回
多重比較、ボンフェローニ、ホルム法、BH法、FWER、FDR第12回
p値の定義、リンドレーのパラドックス第12回
1標本のz検定・t検定、母平均の検定、棄却点1.96第13回
2標本のt検定、プールした分散、ウェルチの検定、サタスウェイト近似第13回
対応のあるt検定、差の分散と相関、1ρ\sqrt{1-\rho}第13回
母分散のχ²検定、分散比のF検定、等分散性、頑健性第13回
母比率・比率の差の検定、スコア型とWald型、プールした比率第13回
相関係数の検定、Fisherのz変換第13回
適合度検定、期待度数、自由度 k−1−m、コクランの基準第14回
ピアソンのX²と尤度比G²、Chernoff–Lehmann第14回
フィッシャーの正確検定、離散性、イェーツ補正、mid-p値第14回
ウィルクスの定理と漸近論、過分散の検定、正規性検定の限界第14回
ノンパラメトリック検定、分布によらない性質、漸近相対効率第15回
ウィルコクソンの順位和検定、マン=ホイットニーのU統計量第15回
符号検定、ウィルコクソンの符号付順位検定、対応のあるデータ第15回
並べ替え検定、ホッジス=レーマン推定量、確率的優越第15回
クラスカル=ウォリス検定、順位の分散分析第15回
スピアマン・ケンドールの順位相関、タイの補正第15回
重回帰分析、最小二乗推定量 (XX)1Xy(X^\top X)^{-1}X^\top y、射影とハット行列第16回
偏回帰係数、残差回帰、フリッシュ=ウォー=ローヴェルの定理第16回
多重共線性、VIF(分散拡大係数)、係数が分解できない問題第16回
決定係数 R2R^2、自由度調整済み R2R^2、過適合第16回
係数の標準誤差、σ2(XX)1\sigma^2(X^\top X)^{-1}npn-p で割る理由第16回
回帰の分散分析表、F検定とt検定の違い、部分F検定第16回
ダミー変数の罠、交互作用項、交絡・媒介変数・合流点第16回
回帰診断法、残差プロットの読み方、回帰の4つの仮定第17回
てこ比 hiih_{ii}、ハット行列の対角成分、外れ値と高影響点の違い第17回
標準化残差、スチューデント化残差、マスキング(自己隠蔽)第17回
クック距離、4/n4/n の目安、DFBETAS・DFFITS第17回
不均一分散、ロバスト標準誤差、加重最小二乗法(WLS)第17回
誤差の自己相関、ダービン・ワトソン比第17回
対数変換と弾性値、Box-Cox 変換第17回
外れ値の削除の判断、ロバスト回帰(Huber)、アンスコムの4つ組第17回
ロジスティック回帰、ロジット変換、シグモイド関数第18回
オッズ、オッズ比、リスク比との違い第18回
線形モデルの定義(β\beta について1次)、線形と非線形の境界第18回
IRLS(反復重み付き最小二乗法)、なぜ解析解が出ないか第18回
一般化線形モデル(GLM)、リンク関数、正準リンク第18回
指数型分布族、自然パラメータ、分散関数第18回
Hauck-Donner効果、完全分離、ワルド検定の破綻第18回
ポアソン回帰、オフセット項、率の比第18回
過分散、準ポアソン、負の二項回帰第18回
プロビットモデル、潜在変数、多項ロジット・順序ロジット第18回
交差エントロピー損失、ソフトマックス関数、深層学習との接続第18回
生存時間解析、生存関数 S(t)S(t)、打ち切り(censoring)第19回
ハザード関数 h(t)=f(t)/S(t)h(t)=f(t)/S(t)、累積ハザード H(t)=logS(t)H(t)=-\log S(t)第19回
カプラン・マイヤー推定量、グリーンウッドの公式第19回
ログランク検定、観測−期待、Mantel-Haenszel型第19回
比例ハザードモデル(Cox回帰)、部分尤度、ハザード比第19回
ワイブル分布の形状パラメータ、初期故障型と摩耗型第19回
正則化、リッジ回帰、Lasso回帰、L1L_1 の角とスパース性第19回
ソフト閾値作用素、座標降下法、Elastic Net第19回
多項式回帰、平滑化(LOESS)、平滑化スプライン第19回
一元配置分散分析、平方和の分解、群間平方和と群内平方和第20回
分散分析表、平均平方、F=MSB/MSWF = MS_B/MS_Wη2\eta^2R2R^2 の一致第20回
分散分析とダミー変数の重回帰の同一性、コーディングの違い第20回
二元配置分散分析、交互作用、繰り返しのない二元配置第20回
テューキー法、ダネット法、シェッフェ法、Fisher's LSD第20回
実験計画法の3原則、局所管理、反復、無作為化、擬似反復第20回
直交表 L4L_4L8L_8、交絡、乱塊法、ラテン方格法、分割実験第20回
覗き見(peeking)、検出力とサンプルサイズ設計、Cohen's f第20回
層別抽出、層間分散と層内分散、比例配分第21回
ネイマン配分、クラスター抽出、多段抽出、系統抽出第21回
設計効果 deff、クラスタ内相関係数 ICC、有効標本サイズ第21回
有限母集団修正、抽出率、比推定、回帰推定第21回
無回答バイアス、ウェイト調整、事後層化、非標本誤差第21回
マルコフ性、推移確率行列、nn ステップ推移、チャップマン・コルモゴロフの方程式第22回
既約、周期性、再帰的と一時的、正再帰と零再帰第22回
定常分布、極限分布、エルゴード定理、平均回帰時間第22回
吸収状態、吸収確率、基本行列、賭博者の破産、平均到達時間第22回
出生死滅過程、詳細つりあい、待ち行列 M/M/1、リトルの法則第22回
連続時間マルコフ連鎖、生成行列、PageRank、隠れマルコフモデル第22回
確率過程の4分類、独立増分、定常増分、計数過程第23回
ポアソン過程、微小区間の確率 λh+o(h)\lambda h+o(h)、非定常ポアソン過程第23回
到着間隔と指数分布、無記憶性、待ち時間とガンマ(アーラン)分布第23回
ポアソン過程の合成と分解、条件付き分布と一様分布の順序統計量第23回
複合ポアソン過程、V[S]=λtE[Y2]V[S]=\lambda t E[Y^2]、過分散第23回
ランダムウォーク、σ2=4pq\sigma^2=4pq、再帰性と一時性、ポリアの定理第23回
ブラウン運動(ウィーナー過程)、自己相似性、微分不可能性第23回
ドンスカーの不変原理、n\sqrt{n} スケーリング、幾何ブラウン運動と σ\sigma 推定第23回
マルチンゲール、任意停止定理、破産問題、伊藤の補題(用語)第23回
多次元正規分布、分散共分散行列、等確率楕円、非対角成分と楕円の傾き第24回
共分散と相関係数の違い、相関行列は標準化してから作った Σ\Sigma第24回
主成分分析、分散最大化が固有値問題になる理由、uΣuu^\top\Sigma u の導出第24回
固有値・固有ベクトル、Σu=λu\Sigma u=\lambda u、対称行列と直交性、2×2の手計算第24回
寄与率・累積寄与率、決定係数との一致、トレースの保存第24回
主成分得点と主成分負荷量、負荷量=固有ベクトル×√固有値、バイプロット第24回
主成分の数の決め方、カイザー基準、スクリープロット、解釈の恣意性第24回
相関行列か分散共分散行列か、標準化の有無で結果が変わる理由第24回
マハラノビス距離、白色化、χ2\chi^2 との接続、マスキング効果第24回
主成分回帰、多重共線性=固有値がほぼ0、逆行列で固有値が逆数になる第24回
判別分析、線形判別関数 w=S1(xˉ1xˉ2)w=S^{-1}(\bar x_1-\bar x_2)、判別得点第25回
フィッシャーの線形判別、群間÷群内の最大化、分散分析のF値と一致(×(n2)\times(n-2)第25回
プールした共分散行列(分母は ngn-g)、群内変動 WW と群間変動 BBT=W+BT=W+B第25回
マハラノビス距離で判別、ユークリッド距離との違い、2次の項が消えて線形になる理由第25回
ベイズ判別、事前確率は log(π1/π2)\log(\pi_1/\pi_2) として切片に加わる、境界の平行移動第25回
誤判別コスト、log{c(21)/c(12)}\log\{c(2\mid1)/c(1\mid2)\}、符号の向きは意味で検算する第25回
2次判別、logSg\log\lvert S_g\rvert の項、線形との使い分け(バイアスは標本で消えない)第25回
見かけの誤判別率・ホールドアウト法・交差確認法(1個抜き)、当てはめすぎ第25回
Wilks の Λ=W/T\Lambda=\lvert W\rvert/\lvert T\rvert、Hotelling の T2T^2、変数選択第25回
ベイズ誤判別率 Φ(D/2)\Phi(-D/2)、判別分析とロジスティック回帰の対比(生成/識別)第25回
サポートベクターマシン、マージン最大化、サポートベクター(用語レベル)第25回
共通の共分散行列の意味(等確率楕円が合同)、崩れる3パターンと境界の形第25回
2次の項 Q=12(S11S01)Q=\frac{1}{2}(S_1^{-1}-S_0^{-1})、固有値の符号と2次曲線の分類第25回
多群の判別分析、スコア最大の群に割り当てる、多変量分散分析(MANOVA)第25回
SVMの多群化(1対1・1対他)、じゃんけん状態、カーネル法が ppnn に置き換える第25回
p>ngp>n-g で共分散行列が特異になる、リッジ判別分析、判別分析の計算量 O(np2+p3)O(np^2+p^3)第25回
クラスター分析、教師なし学習、判別分析との違い(採点できないこと)第26回
距離の定義、ユークリッド・マンハッタン・マハラノビス・コサイン第26回
階層的クラスタリング、Lance-Williams の漸化式、連結法5種の対比第26回
最短距離法と鎖効果、最長距離法、群平均法、重心法と高さの逆転第26回
ウォード法、ΔESS=ninjni+njxˉixˉj2\Delta\mathrm{ESS}=\frac{n_i n_j}{n_i+n_j}\lVert\bar{x}_i-\bar{x}_j\rVert^2、サイズが揃う理由第26回
デンドログラムの縦軸、切断とクラスター数、目盛りの3流儀第26回
k-means法、ロイドのアルゴリズム、初期値依存と局所最適、k-means++第26回
クラスター数の決め方、エルボー法、シルエット係数、ギャップ統計量第26回
変数の標準化、単位依存性、コーフェネティック相関係数第26回
因子分析、R=ΛΛ+ΨR=\Lambda\Lambda^\top+\Psi、主成分分析との違い(相関の再現)第27回
共通因子と独自因子、因子負荷量、共通性 hi2h_i^2 と独自性 ψi\psi_i第27回
因子数の決め方、カイザー基準、スクリープロット、平行分析第27回
因子回転の不定性、バリマックス回転、単純構造、プロマックス回転第27回
因子得点の推定(回帰法・バートレット法)と不定性第27回
探索的因子分析と確認的因子分析、χ2\chi^2 適合度と自由度の数え方第27回
グラフィカルモデル、偏相関係数、条件付き独立、精度行列第27回
擬似相関、交絡・媒介・合流点(コライダー)の違い第27回
主成分分析と因子分析は同じ固有値分解、違いは対角(1 か共通性か)第27回
主成分法と主因子法、対角=1のままだと負荷量が過大になる第27回
単純構造は回転の産物、主成分分析を回転しても分離する第27回
時系列解析、見せかけの回帰、無関係な2本で棄却率77%第29回
定常性(弱定常)の3条件、ランダムウォークは平均一定でも非定常第29回
標準誤差が6.22倍過小、有効標本サイズ n(1φ)/(1+φ)n(1-\varphi)/(1+\varphi)第29回
AR モデル、MA モデル、ARMA、ARIMA(p,d,q)(p,d,q)、SARIMA第29回
ACF と PACF、コレログラム、ACFが切れたらMA・PACFが切れたらAR第29回
偏自己相関=重回帰の偏回帰係数、間接効果 0.7×0.70.7\times0.7 の分解第29回
単位根、ラグ演算子、特性方程式の根と単位円、反転可能性第29回
差分と過剰差分、(1φ)/2-(1-\varphi)/2、トレンド定常との区別第29回
ディッキー・フラー検定、ADF検定、専用臨界値 2.87-2.87、検出力34.5%第29回
共和分、Engle-Granger法、誤差修正モデル第29回
Ljung-Box 検定、AIC と BIC の次数選択、スペクトル解析、状態空間モデル第29回
ブログのアクセス数予測、曜日ダミーとAR(1)誤差、季節性第29回
バリマックスの回転角、tan4θ\tan 4\theta の公式とカイザー正規化第27回
多次元尺度構成法(MDS)、古典的MDS、二重中心化 B=12JD2JB=-\frac{1}{2}JD^2J第28回
ユークリッド距離の古典的MDS=主成分分析、固有値は (n1)(n-1) 倍、負の固有値第28回
非計量MDS、ストレス、プロクラステス回転、主成分座標分析(PCoA)第28回
正準相関分析、正準変量、組の個数は min(p,q)\min(p,q)、相関係数 ⊂ 重回帰 ⊂ 正準相関第28回
数量化法 I〜IV 類と既習手法の対応、カテゴリースコア、相関比、レンジ第28回
対応分析、ピアソン残差の特異値分解、総イナーシャ =χ2/n=\chi^2/n、ガットマン効果第28回
分割表、独立性の検定、期待度数 =(行合計×列合計)÷総計=(\text{行合計} \times \text{列合計}) \div \text{総計}第30回
自由度 (r1)(c1)(r-1)(c-1)、3×4表で自由に置けるのは6セルだけ、適合度検定との違い第30回
リスク差・リスク比・オッズ比、OR=RR×1p01p1\text{OR}=\text{RR} \times \frac{1-p_0}{1-p_1}、指標で結論が逆転第30回
ケース・コントロール研究、オッズ比だけ抽出率が約分で消える、ad/bcad/bc の対称性第30回
シンプソンのパラドックス、交絡の2条件、加重平均、標準化とマンテル・ヘンツェル法第30回
マクネマー検定 X2=(bc)2/(b+c)X^2=(b-c)^2/(b+c)、一致ペアは無情報、対応のあるt検定との対比第30回
残差分析、ピアソン残差と調整済み残差、分散が E(1pi)(1pj)E(1-p_i)(1-p_j) に縮む理由第30回
フィッシャーの正確検定と超幾何分布、「期待度数5以上」は近似の質を保証しない第30回
イエーツの連続性補正、0.50.5 の由来は「幅1の区間の半分」、推奨されない理由第30回
対数線形モデル、交互作用ゼロ=独立、G2=2Olog(O/E)G^2=2\sum O\log(O/E)、ロジスティック回帰と等価第30回
欠測データ、MCAR・MAR・MNAR の3分類、P(RYobs)P(R \mid Y_{\text{obs}}) による定義第31回
MCAR は検定できるが MAR と MNAR は原理的に区別できない、同一データを生む2つの世界第31回
リストワイズ削除、MAR でも回帰係数は無傷、2000/1400\sqrt{2000/1400} 倍の効率低下第31回
平均代入で被覆率が 81.5% に落ちる、SD が 0.7\sqrt{0.7} 倍、相関が薄まる第31回
回帰代入は相関を過大にする、表に数字を書くと分散がゼロになる第31回
EM アルゴリズム、E ステップと M ステップ、E[y2x]=(E[yx])2+σyx2E[y^2 \mid x]=(E[y \mid x])^2+\sigma^2_{y \mid x}第31回
EM は最尤推定値に12桁一致、IRLS との違い、局所最大と初期値依存第31回
多重代入法、mm 回埋める理由は標準誤差、m=5m=5 で十分第31回
ルービンの公式、代入内分散 Uˉ\bar U と代入間分散 BB(1+1/m)(1+1/m) の意味第31回
完全情報最尤法(FIML)、感度分析、δ\delta を振って幅で報告する第31回
打ち切りは欠測の一種、仕組みが既知なら仮定なしで直せる、無視できる欠測第31回
ベイズ統計、頻度論は θ\theta を固定してデータが動く・ベイズは逆第33回
事後 \propto 事前 ×\times 尤度、MAP は事前が平らなら最尤推定と一致第33回
共役事前分布は「尤度の族と事前分布の族の関係」、指数型分布族なら構成できるが逆は成り立たない第33回
共役ペア一覧(ベータ×二項・ガンマ×ポアソン・ディリクレ×多項)、十分統計量を足すだけ第33回
信用区間と信頼区間、Wilson とほぼ一致([0.145, 0.519] 対 [0.146, 0.522])第33回
Wald は θ=0.05\theta=0.05 で被覆率 63.89%、x=0x=0 で区間が [0, 0] に潰れる第33回
等裾区間と HPD 区間、無情報事前分布は尺度を変えると偏る第33回
ジェフリーズ事前分布 I(θ)\propto\sqrt{I(\theta)}、変換不変性を比 1.000000 で確認第33回
不適切事前分布、ハルデーン Beta(0,0)\text{Beta}(0,0)x=0x=0 で事後分布が正規化できない第33回
MCMC は Markov chain(歩き方)+ Monte Carlo(数え方)の合成語第33回
棄却法は次元の呪いで死ぬ、d=20d=20 で採用率 8×10118\times10^{-11}%第33回
メトロポリス法、比を取ると正規化定数が消える、棄却でも記録する第33回
詳細釣り合いを 101610^{-16} 精度で確認、受容確率は逆算して作られた第33回
バーンイン、受容率は 20〜50% が目安、98.5% だと58000個が実質34個分第33回
ギブスサンプリングは軸に平行のみ、受容率100%、ESS が 7.8〜10.1倍第33回
Gelman-Rubin の R^\hat R、1本の鎖では気づけない場合がある、平均は合ってしまう罠第33回
階層ベイズと経験ベイズ、点推定は同じで区間幅が 5.1% 違う第33回
縮小推定、w=n/(n+a+b)w=n/(n+a+b) の重み付き平均は共役限定、平均二乗誤差が 44%第33回
局外パラメータの周辺化、t分布は正規分布の混合・負の二項はポアソンの混合第33回
最尤推定値で決め打つとたいてい自信過剰、σ2\sigma^2 固定で区間が ν=3\nu=3 で 38.4% 過小第33回
ベイズファクター、リンドレーのパラドックス(p値0.01のまま BF が 43.8→0.0348)第33回
事後オッズ=事前オッズ×BF、BF は H0H_0 を積極的に支持できる第33回
乱数を作る技術と使う技術の区別、モンテカルロ法という言葉が指すもの第34回
逆関数法、X=F1(u)X=F^{-1}(u)、累積分布関数の傾きが密度第34回
棄却法、採択率=密度の面積÷覆いの面積、ccf/gf/g の最大値第34回
ボックス=ミュラー法、距離の2乗は平均2の指数分布、極座標のヤコビアン rr第34回
擬似乱数、線形合同法、メルセンヌツイスタ、周期、RANDU の15枚の平面第34回
シードと再現性、並行実行で同じシードは実質サンプル数が増えない第34回
モンテカルロ積分、1変数ではグリッドが1億倍勝つ、交差は d=4d=4第34回
1/n1/\sqrt{n} は遅いのではなく次元に鈍感、呪いは傾きでなく高さに出る第34回
母分散が無限だと標準偏差が暴れる、パレート分布 α=1.5\alpha=1.5 で精度は n1/3n^{-1/3}第34回
分散減少法、層別サンプリングが期待値で9707倍・中央値で1.75倍第34回
重点サンプリング、重み p÷qp \div q、理想の提案分布は答えが必要で作れない第34回
目安 θ=a/d\theta=a/d、指数傾斜と母関数、チェルノフ上界と同じ tt、ESS第34回
ブートストラップ法と並べ替え検定の違い(中心が観測値か0か)、ジャックナイフ法第34回
密度を評価できることとサンプリングできることの違い番外編
通常のモンテカルロ法・重点サンプリング・MCMC の使い分け、次元で重みが崩れる番外編
エネルギー関数 S(x)S(x)p(x)exp(S(x))p(x) \propto \exp(-S(x))、比と差の対応番外編
メトロポリス法の実装、対称提案で Hastings 補正が消える理由番外編
トレース・自己相関・ランニング平均・受理率の読み方、ESS番外編
受理率が高いほど良いのではない(同じ1万反復で 95.8% は ESS 32、49.8% は ESS 1800)番外編
大文字 XX と小文字 xx、確率変数と実現値、期待値を取れるのはどちら番外編
質量 pp と密度 ff、分布関数 FFf(xθ)f(x \mid \theta)L(θ)L(\theta)Po(λ)\mathrm{Po}(\lambda)番外編
期待値の定義、E[g(X)]E[g(X)]E[X2]E[X^2] の求め方、リーマン和番外編
密度は確率ではない、モンテカルロ法、M(0)=1M(0)=1 による検算番外編

連載の方針(第1回から)

  • 困りごとの順に並べ替える。教科書の定義から入らず、「何が困るからこの道具があるのか」を先に置く。
  • 数値はすべて自分で検算する。生成AIの説明は出発点として使い、シミュレーションで確かめる。
  • 間違えた箇所も書く。うまくいった記録だけでは、同じところで詰まる人の役に立たないため。

各教材の位置づけと購入リンク

上の3冊について、実際に使ってみて分かった注意点を書いておきます。

統計学実践ワークブック(公式テキスト)

準1級では事実上の必須です。ただし教科書ではなく「範囲の地図」として使うのが正解だと思っています。理解は別の手段で補う前提の本です。

これから買う方への注意点です。私が持っているのは以前の版ですが、2026年8月20日頃に増補版が発売予定です(楽天ブックスの表記による)。これから購入するなら増補版を選ぶことをおすすめします。以下のリンクは増補版のものです。

統計学入門(東京大学出版会)

いわゆる「赤本」です。ワークブックが省略している基礎部分をこちらで補っています。ただしこの本の範囲は準1級の全体には届かない(多変量解析・時系列・ベイズは対象外)ので、確率の土台編の相棒と考えるのが実際的です。

公式問題集

ワークブックを読んでいるだけでは、どのレベルで問われるのかが掴めません。前回は範囲の途中で力尽きて問題集までたどり着けなかったので、今回は各クールの終わりに解いて理解度の確認に使う予定です。


この連載は、うまくいった記録だけでなく詰まった箇所も含めて書いています。同じく準1級を目指している方、一度挫折した方の参考になれば嬉しいです。